株式会社CNB医薬研究所|水素の医療現場利用

Chapter1水素の医療現場利用

2023年慶応義塾大学:水素吸入療法による改善に効果

慶応義塾大学病院が心停止後症候群に対して、水素ガス吸入療法を実施

国内 15 施設が参加した多施設共同二重盲検無作為化比較試験で、病院外で心停止になり心肺蘇生で心臓
の拍動は回復したものの意識が回復しない状態で 2%水素添加酸素吸入(水素吸入療法)を行うと、死亡
率が下がり、意識が回復して後遺症を残さずに社会復帰する可能性を高めることを示しました。
驚くべきことに、90 日後の生存率は、従来の治療で 61%なのに対し、水素吸入療法により 85%に上昇、
また、後遺症なく回復した人の割合も 21%から46%に上昇することが統計学的に確かめられました。
水素は人体に害がないとされており、この臨床試験でも水素が原因と考えられるような副作用は観察され
ませんでした。
実用化すれば多くの患者を救命できると考えられます。(本文一部抜粋)

水素ガス吸入療法 | 先進医療の開発 |
慶應義塾大学病院
https://www.hosp.keio.ac.jp/about/yakuwari/senshin/senshin16.html

新型コロナ重症化予防に水素を活用

中国では、水素吸入器が第3類(最高級)医療機器に認定

2020年の新型コロナウイルス感染症の大流行では、中国の感染症研究の第一人者である鐘南山氏が提唱
した水素・酸素混合ガス吸入治療法が中国でコロナ感染症の標準治療に採用され、水素技術の医療応用
が広く認知されるきっかけとなりました。
また、最近の臨床データで、水素ガス吸入による新型コロナウイルス感染患者の重症度抑制と呼吸困難
改善等についての論文が発表されました。

新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン
(試行第 7 版)中華人民共和国国家衛生健康委員会弁公庁
水素/酸素混合ガス吸入は、最近の多施設非盲検臨床試験でコロナウイルス病2019患者の疾患の重症度と
呼吸困難を改善します-Guan-胸部疾患ジャーナル (amegroups.org)
チャート

2007年に発表された論文を契機に、進歩し続ける研究報告

水素分子の治療効果に関する論文数の推移

グラフ
出典:https://shigeo-ohta.com/topics171/
出典:太田, 大澤: 水素分子による新しい概念の抗酸化治療法と予防医学. 実験医学 26, 2074-2080
出典:https://www.nature.com/articles/nm1577

臨床研究で既に証明された医療効果

各論文へのリンク

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